結膜に炎症が起こることで、充血、目やに、まぶたの腫れなど起こします。
原因はウイルスや細菌、アレルギーなど多岐にわたりますので、原因の特定が大事になります。
1.ウイルス性結膜炎
流行性角結膜炎(はやり目)
アデノウィルスが原因の流行性角結膜炎(はやり目)が代表です。
強い充血とたくさんの目やにや涙が出るのが特徴です。
感染力が非常に強いので家族内感染に注意が必要で、出勤・登校ができません。
発症から10日~14日くらい症状が続くので、その間点眼治療が必要になります。
2.細菌性結膜炎
細菌感染による結膜炎で、黄色い目やにが多く出ることがあります。
原因菌の特定と適切な抗菌薬点眼の治療が必要です。
3.アレルギー性結膜炎
眼の表面にアレルゲン(花粉・ほこり・ダニなど)が付着し、結膜に炎症を起こす病気で、
花粉症など特定の季節にのみ症状がみられる『季節性アレルギー結膜炎』と
一年中症状がみられる『通年性アレルギー結膜炎』があります。
花粉症
北海道の代表的なものは
- ハンノキ…3月中旬~5月中旬
- シラカバ…4月下旬~5月下旬
- カモガヤ…6月上旬~7月上旬
- ヨモギ……8月中旬~9月
- ブタクサ……8月~10月
予防法は?
花粉が飛ぶ時期より前に点眼を開始すると症状を軽くすることができると報告されています。
毎年症状が出る時期より前に眼科を受診し相談ください。
対策は?
- 花粉用の保護メガネをかける
- 外出した際は衣類についた花粉を払い落としてから室内に入る
- 目がかゆいときは擦らず、ひどい場合は冷やしたりする